【入社時・退職時のマナー】アパレル販売における入退社時に気を付けたいポイント

スキルアップ
2020.08.28
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憧れのショップで働けることになった初日や、新しい場所でスタートをするために今の職場を離れる時など印象良く入退社したいですよね。だけど何に注意すればいいか分からない…という方も多いのではないでしょうか。

最初から最後までお互いこころよく対応するためには、万全に事前準備をする必要があります。今回はそんな入社、退職をスムーズにすすめるために気を付けたい準備やマナーをご紹介します。

初日に向けての準備・ポイント

憧れの販売スタッフとして勤務をはじめる初日。期待と同じくらい不安や緊張がありますよね。そんな思いを少しでも軽減できるような入社時のマナーをまずは見てみましょう。

── 身だしなみ・持ち物の確認
第一印象にかかわるため身だしなみに気を配ることは大切です。アパレルであれば基本的には私服(社販)か制服での勤務になると思います。私服の場合は勤務するブランドイメージに合うようなものを選び、制服であればシワやヨレ、汚れがないかをしっかり確認するのが好ましいです。

髪型や髪色、メイク、ネイルなど、身だしなみはブランドによってさまざまな規定があるため事前確認も必要です。

また初日は店内やバックヤードの使い方や備品の説明、簡単なお仕事を任される場合もあるため、教えてもらった内容をメモする筆記用具は必須です。

【ワンポイントアドバイス】
・人の第一印象は2秒で決まる!清潔感を忘れずに。
・ブランドイメージに合わせてオシャレも楽しみましょう!
・メモ帳は出し入れしやすいポケットサイズがGOOD

── 入社初日の就業時間
指定された時間より余裕をもって15~30分前に到着するといいと思います。余裕があればメイクや乱れた服装を直す時間にも使えます。

また店舗や施設によっては「始業の30分前に全員揃っている」「〇時にならないと開かない!」といったことも…。職場習慣が分らず不安な場合は採用担当者や店長へ、何時に店舗へ向かうのが適切か尋ねることをオススメします。

【ワンポイントアドバイス】
・初日は誰でも緊張するもの。時間と心に余裕をもった行動をしましょう。
・当日の交通手段や道順、駅の出口、施設の入口まできちんとチェック!

── 笑顔であいさつ&自己紹介
これから一緒に働くメンバーとはじめて対面をする瞬間です。自分から積極的に声をかけ、しっかり挨拶を忘れずに行いましょう。挨拶の場を設けてくれる場合は名前だけでなく+αの情報を伝えられたら相手の印象にも残り、あとで会話のネタになったり声をかけやすくなることもあります。

すでに仕事を始めているメンバーがいる際は、必要以上に長い自己紹介は逆にマイナスの印象を与えてしまうかもしれません。笑顔で明るく簡潔な挨拶をこころがけましょう!

【ワンポイントアドバイス】
・趣味や特技が思いつかない場合は、出身地や前職で何をしていたかなどがオススメです♪

円満に退職するための準備・ポイント

さまざまな理由でお世話になった職場を離れる日がいつかくると思います。そんな時会社も自分もお互い円満になれるように注意したいマナーをご紹介します。

── 退職の意思を伝えるタイミング
退職はする際は「辞めます!」と言ってすぐに辞められるものではないので、事前にその意思を伝える必要があります。タイミングとして1~3ヶ月前を目安に申し出る人が多いようです。

アパレル販売は1ヶ月毎のシフト制のショップが多く、また定期的にセールを開催するなど繁忙期が多い仕事でもあります。残るメンバーの負担にならないためにも繁忙期を避けた早めの申告がよいと思われます。

── 後任への引継ぎ
退職が決まったら退職日までに自身の担当していた顧客やお客様情報を後任へしっかり引き継ぎましょう。お客様の特徴や情報は詳細まで伝えるのが好ましいです。

お客様の中には「あなたがいるから通っていた」という方もいるはずです。可能であればお客様にも退職の挨拶と後任の紹介を行えれば、引き続き安心して通えると思います。

── 返却物の確認
会社もしくは施設から借りているものは忘れず返却を行います。必要であればクリーニングや、借りた時と同じ状態に戻します。また返却忘れがあった際は、自己負担になってしまったり再度届けに行かなければならない可能性があるためきちんと確認が必要です。

【返却物の例】
・社員証や入館証
・ロッカーの鍵
・制服
・名刺
・社外秘のマニュアル
・その他の備品

── 最後まで一生懸命働く
退職日までは社員の一人です。退職が決まると気が緩んでしまいがちですが、最後の日まで誠心誠意こめて勤めることが大切です。

「どうせ辞めるから」という気持ちは、一緒に働いてきたスタッフのモチベーションを下げてしまうかもしれません。お世話になった職場やメンバーに感謝の気持ちを込めて、"最後だからこそ"しっかり仕事に挑みましょう

送る側・迎える側にも気遣いを

入退社する人のマナーはもちろんですが、送る側・迎える側のマナーも注意したいところです。
新たに入社するスタッフのために、バックヤードや専用ロッカーの整理整頓などをして過ごしやすい環境・受け入れ体制を作ったり、また送る側であれば退職後に連絡することがないよう引継ぎの確認を行います。

これから一緒に頑張っていけるよう、または新しい出発を応援してあげられるよう、送る側・迎える側の心遣いも重要です。

最後に

アパレル販売に限らず、事前準備や最低限のマナーは気持ちよく働くためには必要不可欠です。入社する時も退社する時も分からないことが多く不安な気持ちになってしまうと思いますが、事前に確認や準備をしてその日に備えればすこしでも和らげるはずです。

今回ご紹介したポイントを参考に、新しい一歩を踏み出してみてください。