高い技術で業界をけん引する【ATSUGI(アツギ)】

ATSUGI
ブランド情報
2020.08.19
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アツギは1947年の創業以来、レッグウェア業界のリーディングカンパニーとして女性の美に大きく貢献してきました。現在はレッグウェアだけでなくインナーウェアや介護用品など幅広く取り扱っています。

ここではブランド誕生の歴史やこれまでの取り組み、販売員としてのやりがいなどお伝えしていきます。

日本初・世界初の技術

ATSUGI(アツギ)
https://www.staff-b.com/brand/ATSUGI/

ATSUGI(アツギ)の創業者、堀録助氏がアツギ株式会社の前身となる「厚木編織株式会社」を戦後間もない1947年に設立しました。当時は靴下も製造していましたが、主な製品は捕鯨用のロープなどでストッキング等の製造はおこなっていませんでした。

当時の日本では、後ろに縫い目のあるストッキングが主流でしたが、少し動いただけで縫い目が歪んでしまうため常に後ろを気にしながら歩かなければなりませんでした。これを見た堀氏は「女性にもっと履きやすいストッキングを身につけてほしい」という想いから、脚の後ろに縫い目のない「シームレスストッキング」の製造方法の研究をはじめました。

こうして1955年に日本初となるシームレスストッキングの生産・販売を本格的に開始し、徐々に受け入れられるようになっていきました。

1968年にはこれも日本初となるパンティストッキングの販売を開始しました。従来のストッキングとは生産工程が全く違うため、設備の開発や改良にかなり苦戦したそうです。ミニスカートが流行りだしていたため、身を包むような安心感が脚を出す勇気を与え、よりアクティブなライフスタイルを生み出すきっかけとなりました。

その後1979年には世界初となる、丈夫で光沢感とフィット感もある「サポーティストッキング」を開発しました。一日中たるみを気にせずに済み、女性の社会進出も増えていた当時、アツギは足元から支えていました。

現在でも脚を美しく見せる商品など豊富なラインナップで女性をサポートしています。また、レッグウェアで培われた高度な技術と生産基盤を活用し、インナーウェアや介護用品も販売するなど事業は多岐に渡ります。

コンセプト実現のための取り組み

レッグウェア事業のコンセプトは「アツギを選んでくださるお客様に”美”と”快適さ”を提供すること」。このことを実現するためにファッション性・機能性・品質すべてにおいて妥協しない事業体制を整えている徹底ぶりがアツギのすごいところ。

たとえば、アツギでは「自社一貫生産システム」を確立しています。これはアパレル業界ではあまりない体制だそうです。商品企画から開発・生産・販売まで全て自社で行うことで、お客様の声をスピーディかつ的確に商品へ反映することができています。

全ての工程に深く関わり責任を持つことで、高品質・高機能・ファッション性を備えた快適な履き心地の商品を生み出しています。

インナーウェア事業のコンセプトは「年代に合った豊かで美しい衣生活を提供すること」。「エイジセグメントの考え方」と「レッグウェア事業と共通の生産基盤と生産技術」の2つの強みを活かし、コンセプトの実現に向けて取り組んでいるそうです。

「エイジセグメントの考え方」は商品企画段階でもっとも強く反映されています。10代前半から高齢者まで幅広い層に合わせた商品を開発しているため、ライフステージごとの嗜好調査や新商品の試着テスト、ファッション市場の動向分析などお客様のニーズを多面的に知るためにさまざまな施策を展開しています。

「レッグウェア事業と共通の生産基盤と生産技術」は、他社には真似できないような高品質な商品製造の要になっています。アツギが誇る生産設備はレッグウェアとインナー両事業の知恵を結集し、日々開発・改良をおこなっています。

ATSUGI品質にかけるこだわり

アツギでは全ての工程に品質を高める工夫と努力がなされています。品質にかけるこだわりを大きく分けて3つご紹介します。

── ■ 企画品質
商品企画において一番大切にしていることは、市場のニーズに的確にこたえる商品企画を立案し、製造工程へとタイムリーに橋渡ししていくことなんだとか。

マーケティングでは各年代の嗜好調査・トレンドの先取り分析・店頭調査による商品分析などあらゆる角度から分析し、商品企画に落とし込んでいます。またそれを形にしていくアツギの高い技術力があるため、素材の開発・素材に合った最適な加工方法や生産工程を構築することができます。

高度なマーケティング力と技術力を併せ持ち、ニーズに合った商品をタイムリーに提供していくことがアツギの企画品質へのこだわり。生産まで一括して行っているアツギならではのこだわりですよね!

── ■ 技術品質
素材開発からアツギ独自で手掛けているため、職人並みの技術者が多いそうです。「素材の特性を最大限に引き出し、優れた商品へと必ず仕上げてみせる」という強い意志を持っており、さまざまな課題に対して真摯に向き合っています。

アツギはシームレスストッキング・パンティストッキング・フルサポーティストッキングなど日本初や世界初の商品を多数開発しています。女性の美しさと快適さのために高い技術力を活かし、妥協することなく高い完成度で商品化することにこだわり続けています。

── ■ 品質管理
アツギの商品は企画から出荷までの全工程の中で、約20回にわたる入念な検査を受けてから販売しているそうです!

原材料・染料の安全性確認や肌触りや快適性を確認する着用試験、キズ・ほつれのチェック、色ムラがないかのチェックなどさまざまな分野を厳しくチェックしています。安心・快適・信頼を届けるための努力を惜しまない、信頼できるブランドですよね。

販売員として働くやりがい

アツギでは販売員からお客様の生の声をあげる機会があります。唯一お客様と直接関わる立場だからこそ販売員の立場はとても大切です。アツギでは開発から生産、販売まで全て一括で行っているため、お客様・販売員からの声がダイレクトに商品に反映されます。

販売員はお客様にこだわってつくられたアツギの商品をおすすめするだけでなく、お客様のニーズを企画に届け橋渡しをする重要なポジションです。販売にしか味わえないやりがいを感じられるはずです。

会社情報

■ 会社名
アツギ株式会社

■ 本社所在地
〒243-0493
神奈川県海老名市大谷北1-9-1
■ 事業内容
レッグウェア・インナーウェア・介護用品の製造・販売

※2020年8月現在の情報に基づく