【アパレル販売】ってどんな仕事?

スキルアップ
2017.09.04
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皆様、アパレル販売員に対するイメージはどういったものでしょうか。

多くは「華やか」「オシャレなキラキラした世界」そういったイメージが強いかと思います。確かに、人に見られる職業なのでお客様から、どう見られているかを意識して、販売のお仕事に携わる方たちは「歩くマネキン」として日々の業務に取り組んでおります。

では、実際はどうなのか。アパレル販売といっても、洋服、シューズ、バッグ、ジュエリー、コスメなどがありますが、今回は洋服の販売職にフォーカスを当てていきたいと思います。アパレル販売員の方たちの努力、意識の高さが伝われば幸いです。

身だしなみ・エチケットのポイント

【1】お洋服の販売となると、それぞれのブランドイメージを意識して働いていくことになります。実際にお買い物に行った際、スタッフの方が歩いていると、「一目であのブランドの人だ」と分かりますよね?メイクや髪型もブランドのテイストに合わせているからこそ。だからこそ「歩くマネキン」として活躍できるのです。

【2】「歩くマネキン」を維持するために、上記にも記したブランドイメージはもちろんのこと、定期的な髪の毛のメンテナンス、ネイルのお手入れ等こだわる方も多いです。ネイルは好みが分かれるので必須ではないですが、髪の毛は根元のカラーに気を配らなくてはなりません。
※制服があるお店もありますが、基本的にはお店のお洋服を着用します。上記のことを踏まえて、お洋服がより素敵な印象になるように意識します!月々のお洋服代は、ご自身で負担する形になりますが、お客様から「お姉さんのお洋服はどこにありますか?」「お姉さんのお洋服、可愛いですね。」と声をかけてもらえることも多いので、少し負担はあるものの、嬉しい気持ちが強くなるのではないかと思います。

【3】接客する際は、お客様のそばで会話をします。お客様に不快な思いをさせないように、口臭のエチケット、喫煙される方はタバコの臭いのエチケットに気を配りましょう。

【4】言葉遣いは、働く施設により求められるレベルも変わります。しかし、共通してきちんとした言葉使いを心掛けることは大事。例えば、「お客さん」ではなく「お客様」とお呼びしましょう。

これら【1】~【4】はあくまでもお客様にどう思われるかという部分にフォーカスを当てお話ししました。では、ここからお仕事の内容をお伝えします。

華やかさだけではないお仕事!

販売員は、お客様から見える範囲では、華やかな雰囲気を保つことが大切。ただ、そういった華やかさだけでなく、商品が納品した時には、力仕事も行います。納品数はブランドによって変わりますが、お洋服も枚数が重なれば重いです。整理しつつ、裏のストックにしまったり、箱のまま保管場所を移動させたりと重労働になります。イベント(セール等)があれば、さらにその量は3倍以上です。※納品に付随して検品や、出荷等の作業もあります。また、毎月棚卸もあります。こういった裏での肉体労働も多いお仕事です。

ブランドイメージを保つ為に、ヒール必須のブランドもあります。タイツ・ストッキングの指定があるブランドも。一日8時間近く立ちっぱなしのお仕事です。ヒールであれば足は痛くなりますし、夜になれば足がパンパンに浮腫む人も多いかと思います。

接客の楽しさ

ここまでで自分には無理だ、楽しくなさそうと感じる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、上記のことを耐えてでも、販売職はやりがいのあるお仕事です。ここでは、販売職の魅力を存分にお伝えします。

お客様は、日々変わります。お客様一人ひとりに合わせた接客を考えることでマンネリはしません。また、様々なお客様と関わるからこそ、自分自身の世界観も広がります。自分では知り得るキッカケのなかった事柄も知り、自分の知識として身に付きます。想像するだけでワクワクしませんか?世の中には、知らないことが多くあります。調べるキッカケが無ければ、一生知らないようなこともお客様から教えて頂けるのです。

お客様は、商品を買いに来ます。ただ、単純にお洋服が欲しいだけであれば、最近ではネットでも購入できます。対面接客のない、ファストファッションもたくさん普及しています。それなのになぜ、敢えて自分自身で、足を運んでお洋服を購入しにくるのか。それは、そのブランドのファンだから。「顧客様」であるからということは大きいのです。また、試着しないと絶対に購入したくないというこだわりのある方もいらっしゃいます。ですが、同じブランドのお店はたくさん展開しています。ではなぜ、この店舗にわざわざ購入しにくるのか。

それは、あなたの接客のファンだからです。接客をする上での一番のやりがいはお客様との距離です。ブランドのファンになっていただく、ブランドを好きになっていただく、それは販売員に求められるお仕事です。まずあなたのファンを増やしましょう。

「あなたから買いたい」
「あなたがいるからこのお店に来る」
「コーディネートで悩んでいるけど、あなたならどう組み合わせる?」
「あなたを頼れば間違いがない」

上記に挙げた言葉は、実際に私が販売員をしている時に、言われて嬉しかった言葉の一例です。お客様に喜んでもらいたい。仕事で疲れたお客様を、ショッピングで癒したい。そんな思いがこのお仕事のやりがいの全てだと私は感じます。自分自身も常にオシャレに気を配り、お客様とオシャレの楽しさを共感できる。こんなに楽しくやりがいのあるお仕事は、販売員以外には無いと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか?

販売員に初めて挑戦する方も、多いと思います。決して敷居は高くありません。一度スタッフブリッジへご来社いただければ、お仕事紹介のプロがあなたの不安や、希望条件をヒアリングし適正に合ったお店をご紹介します。専属の営業担当がお仕事開始後も、しっかりとサポートさせていただきます。困ったこと、悩んでいることは相談しやすい環境です。

上記はスタッフブリッジに登録していただく上でのお話。しかし、私が伝えたいことは、販売職に少しでも興味を持たれたら、一歩を踏み出してください。どのお仕事にも共通しますが、やってみないと分からない。

私がアパレル販売員を始めた時、接客をしたこともなければ、オシャレからも遠い存在でした。そんな私が「やってみたい」という思いだけで3年程勤務することが出来ました。最終的には販売に対して熱い思いだけを残し、様々な人にこのお仕事の楽しさを伝えたいと思うようになり、今このお仕事をさせていただいております。やってみて、楽しくないと思われるかもしれません。接客の仕方で悩むかもしれません。そんな時はスタッフの方にとって一番近い距離で支えさせていただきます!