【アパレル販売の正社員・派遣・アルバイト】働き方とメリット・デメリット

スキルアップ
2020.08.31
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ファッションが好きな方なら1度はアパレル店員として働いてみたいと思ったことがあるのではないでしょうか?一口にアパレル店員と言ってもさまざまな雇用形態があります。どんな違いがあるのか理解したうえで、自分に合う働き方を見つけた方が、よりやりがいを持って働けると思います。

雇用形態ごとの働き方やそれぞれのメリット・デメリットなどをお伝えしていきます。

正社員

アパレルの正社員で働くには学校を出て新卒での採用や、中途採用、アルバイトや契約社員から社内面接での採用などさまざまな方法があります。

正社員としての業務内容は、入社してすぐは接客をメインにおこなうところが多いです。その他にレジ業務や商品の検品、マネキンの着せ替え、他店調査などもおこないます。経験を積んでいくと、スタッフ教育やシフト管理、在庫・売上管理、売り場作りなど責任を求められる業務を任せられるようになります。

こうした業務をしっかり管理出来るようになると「店長・副店長」に選任され、その後「SV(スーパーバイザー)」と呼ばれる複数の店舗を管理する役職についたり、本部勤務などさまざまな活躍の場の可能性が広がります。

派遣やアルバイトとの違いは”責任”をより求められる立場になることと、”活躍の場が広い”というところが大きいです。SVや売り場構成を管理するVMD、オンライン販売などを管理するECなど、人気の高い役職はアパレル販売の経験や店長経験を求められるところも多いです。ゆくゆくは販売の先を目指したいという方や責任感のある仕事でよりやりがいのある仕事をしたいという方に正社員が向いています。

給与・ボーナスなど派遣やアルバイトに比べて経験や能力によって上がりやすいので、一つのブランドで安定して長く働いていきたいという方にもおすすめです。

── メリット
活躍の場が広い
給与やボーナスが安定している、経験や能力によって上がりやすい
マネジメント業務などもあるため、よりやりがいをもって働ける

── デメリット
引っ越しを伴う店舗移動をするブランドもある
繁忙期や土日休みが少ない
洋服代にお金がかかることもある

派遣

続いて派遣の場合についてお話していきます。派遣とアルバイトの大きな違いは”給与”と”雇用主の違い”というところです。

まず給与について、派遣の時給はアルバイトに比べて高いところが多いです。理由はさまざまですが、派遣を利用するとアパレル会社は交通費や社会保険などのコストを抑えらます。その分給与に回すことができ、高い時給を支払うことができます。その他には即戦力として活躍が期待されるためなどがあります。

雇用主の違いについては、派遣は就業するアパレル会社ではなく雇用元の派遣会社に所属します。業務の指示を出すのはアパレル会社ですが、給与の支払いなど雇用契約を結ぶのは派遣会社です。派遣会社の担当が就業後もフォローをするため、業務の不安や悩みを相談できる相手がいます。また事前にいくつかの候補から就業場所を選べるので自分のライフスタイルに合わせて働くことができます。

仕事内容としては接客がメインになるところ、バックヤードなど裏方のお仕事がメインのところなど事前に確認できますので、自分の希望に合わせて選べます。正社員のようにマネジメント業務はほとんどありませんので、接客・レジ業務・掃除・在庫整理などが中心になります。

── メリット
時給が高い
いろんなショップで働ける
仕事の悩みや不安を相談できる人がいる
事前に自分の希望に合わせて仕事を選べる
残業が少ない

── デメリット
一つのブランドで最長3年までしか働けない
責任のある仕事は正社員優先になる
即戦力が求められるところもある

アルバイト

アパレル販売のアルバイトは時短勤務や曜日調整など比較的融通が利くため、学生や主婦など学校や家庭と両立して働きやすいです。

仕事内容は派遣と同様に接客がメインになります。未経験からでも始めやすく、初めての挑戦や販売の経験を積みたいという方におすすめです。ただ、アルバイトとはいえお客様から見れば販売員として正社員と変わりません。お客様に喜んでもらえる対応ができるように積極的に学ぶ姿勢が大切です。

そのほか働くブランドの服を着てお仕事をするところもあります。その場合は会社から支給又は社員割引などを利用して自費で購入することもあります。アルバイトは派遣に比べて時給が低いところも多いため、負担になる方もいるかもしれません。制服や自社ブランド着用など自分に合うところを見つけてみてくださいね。

── メリット
シフトの融通が利きやすい
未経験からでも挑戦しやすい
契約社員や正社員に繋がる場合もある
同じブランドで長く働ける

── デメリット
派遣に比べて時給が低い
ブランド着用があれば自費負担になることもある
責任のある仕事は正社員優先になる

最後に

ここまでそれぞれの働き方やメリット・デメリットについてお伝えしてきました。

アパレルの販売は違う立場だとしても、販売員として”接客”を一番大事にしています。自分の接客を目当てに来店してくれたり、セットでおすすめした商品を全部買って喜んでくれたり、そういったお客様との関わりがアパレル販売のやりがいになります。

自分に合う働き方を見つけて、憧れのアパレル店員に挑戦してみてはいかがでしょうか?