『Onitsuka Tiger(オニツカタイガー)』日本から世界へ羽ばたくシューズブランドの魅力

Onitsuka Tiger
ブランド情報
2020.08.17
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「Onitsuka Tiger(オニツカタイガー)」はレトロでファッショナブルなデザインが特徴です。今や日本のみならず世界的に有名なシューズブランドとなりました。

実は日本発ブランドであり、株式会社アシックスのブランドとしてたくさんの人々に愛されています。世界に通用するシューズ作りには創業者・鬼塚喜八郎氏の探求心と様々な想いが込められています。

今回はそんな「Onitsuka Tiger(オニツカタイガー)」の魅力についてご紹介をしたいと思います。

「Onitsuka Tiger」誕生からのヒストリー

https://www.staff-b.com/brand/onitsukatiger-store/
Onitsuka Tiger(オニツカ タイガー)の歴史はさかのぼること約70年前、1949年に鬼塚喜八郎氏によって神戸市に設立された「鬼塚株式会社」から始まりました。社員4名からスタートした会社は「スポーツによる健全な青少年の育成を目的」にスポーツシューズの生産を開始。

当時生産が難しいといわれていた「バスケットボールシューズ」からスタートし、この難しいハードを超えた鬼塚氏はさらなるスポーツシューズの開発を行っていきました。

1962年、スポーツシューズブランド「ナイキ」の創始者・フィル・ナイト氏がオニツカのシューズに感銘し、前身であるBRS社がアメリカの代理店として契約をし西海岸を中心に大ヒットを巻き起こします。世界にオニツカの名が広がるきっかけにもなりました。

1964年の東京オリンピックではオニツカタイガーのシューズを履いた日本選手がたくさんのメダルを獲得するなど、様々なスポーツシーンで活躍し高く評価されていましたがその後徐々に業績が悪化してしまいます。

1977年にオニツカ株式会社・株式会社ジィティオ、ジェレンク株式会社の3社が合併し、現在の「株式会社アシックス」が誕生。オニツカタイガーはここで一度幕をおろすことになりました。

世界に進む「Onitsuka Tiger」ブランドの復活劇

1977年に役目を終えたオニツカタイガーですが、25年後の2002年に復活を果たしました。

ヨーロッパのレトロシューズの需要に目を付けた株式会社アシックスは、オニツカタイガーの復刻版を発売。翌年の2003年には東京・代官山に直営店をオープンさせ、さらにはパリ、ロンドン、ベルリンなど海外の主要都市にショップを次々にオープンさせるなど、ふたたび世界に進出し大ブームを巻き起こしました。

新たに生まれ変わったオニツカタイガーは「MEXICO66」「ULTIMATE81」「NIPPON60」といったシリーズを展開。今の時代に合ったモデルとして新たなアレンジを加えました。

オニツカタイガーは創業者・鬼塚氏の”オニツカ”とスポーツブランドに相応しい強さと俊敏性をもつ“トラ”からきていると言われています。

世界中で愛用されるファッション性の高さ

2002年に復活をとげ世界へ進出していったオニツカタイガーですが、そのあとおしをした一つにハリウッド映画「キル・ビル」で着用されたという出来事があります。2003年に公開されたこの映画は主人公の黄色の衣装が印象的で、みなさんもご存じではないでしょうか。

鮮やかな衣装に合わせてオニツカの黄色のシューズを履いたことがかなり話題になり、ファッションナブルなイメージを拡大するきっかけにもなりました。ちなみにこちらは「Taichi(タイチ)」というモデルになります。

現代はアスリートだけでなく、ファッション性の高いシューズとして世界中に広がっています。愛用するハリウッドスターも多く、日本に限らず世界中にファンをもつブランドです。

スポーツシューズブランドとしての機能性と様々なモデル、どんなテイストにもマッチするレトロな配色が魅力的なオニツカタイガー。アスリートシューズからはじまり、今では高度なファッション性をもつおしゃれなシューズとして不動の人気を集めているのです。

さまざまな人気の理由

ファッション性の高さだけでなく、オニツカタイガーには他にも様々な人気の理由があります。

── レトロなデザイン<
初期から変わらないレトロなデザインはオニツカタイガーが人気の一番の理由だと思います。サイドのストライプのラインがとくに印象的。最新の技術を取り入れた機能性とスポーティでレトロなデザインは他にもないものです。細身のものが多いので履いたときのシルエットも綺麗にみえます。他の人とは被りたくないという思いにも応えられるようなデザインです。

── 購入しやすい価格設定
品質も良くハイブランドなイメージも強いオニツカタイガーですが、手の届きやすい価格設定も魅力のひとつです。スニーカーであれば6,000円代から購入できます。オシャレはしたいけどなかなか手が出せない…という方にもおすすめです。

── メイドインジャパン
世界中から愛されるブランドですが、日本生まれのシューズとして品質の高さにも拘りがあります。「ニッポンメイド」と呼ばれるシリーズは日本のものづくりの心をより世界へ発信するために生まれたシリーズです。一足一足職人の手で丁寧に作られたシューズは細部までこだわった日本ならではのアイテム。

この日本の美しい文化、ものづくりの素晴らしさを感じることができるのも世界中で愛される魅力なのかもしれません。

会社概要

■ 会社名
株式会社 アシックス
(オニツカ株式会社・株式会社ジィティオ・ジェレンク株式会社の3社合併により現社名になる)

■ 会社創業
1949年9月1日
■ 本社所在地
〒650-8555
神戸市中央区港島中町7丁目1番1
■ 事業内容
各種スポーツ用品等の製造および販売
※2020年8月現在の情報に基づく