BALENCIAGA(バレンシアガ)のファッション

BALENCIAGA
ブランド情報
2020.08.09
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スペイン初のラグジュアリーブランドのBALENCIAGA(バレンシアガ)。

オートクチュールから始まったバレンシアガですが、今ではラグジュアリーストリートブランドとして、20代の若者を中心に日本でも人気を誇っています。今、注目を集めているのがスニーカーやキャップで芸能人の中でも愛用している人が多いラグジュアリーブランドです。

オーダーメイドからストリートブランドへと変わっていたバレンシアガの歴史を紹介します。

BALENCIAGA(バレンシアガ)の歴史

BALENCIAGA(バレンシアガ)
https://www.staff-b.com/brand/balenciaga/

1919年に「クリストバル・バレンシアガ」がスペインのサン・セバスチャンに創業したのがスタートです。バレンシアガは、デザインから型紙おこし、縫製まで、すべてを一人でこなすことができる数少ないクチュリエ(裁断師)だったのです。出店からすぐに、スペインの王家のご用達となるほどラグジュアリーブランドのトップへと駆け上ったのです。

そんな才能をもつバレンシアガですが、幼少の頃母親から習った洋服の仕立てとドレスのリメイク術をもとに独学で習得したそうです。その後1933年にマドリード、1935年にバルセロナとオープンしていき、スペインに3店舗構えるまでになりました。

当時の服の特徴は、腰回りをコルセットで固め、体のラインを協調したスタイルが多く、一人で着るのが難しかったそうですが、ラインを矯正して着用するので、体のラインが崩れても気にせず着られると評判だったようです。

順調だったバレンシアガでしたが、戦争が起こりやむを得ず店舗を閉鎖しパリに移ったのです。

そこで大きな転機が訪れます。パリのジョルジュ・サンク通りにお店をオープンし、初のパル・コレクションを開催したのです。このパリコレをきっかけに、パリのバイヤーから注目を集めるようになり、ファッション業界で大きな話題となりました。

翌年にはスペインのお店も再開。数か月の間、店を閉めていましたがバレンシアガの名は衰退することもなく歓迎されるのでした。

1946年には、最初の香水である『ル・ディス(Le Dix)』が発売され、高い評価を獲得しました。
1940~1950年代にかけて、数々の新しいスタイルを発表し、バルーンドレス、オーバーサイズのスーツなど、モード界の革命と呼ばれる魅力的なコレクションを次々と発表していきました。

1960年代になると。バレンシアガの右に出るものはいないほどの地位と名誉を獲得しました。

しかし、1968年にフランス革命がおこり、バレンシア自身が贅沢や優雅というものに衰退を感じ、この年のコレクションを最後に引退、全ての店を閉鎖したのです。ファッション業界ではインパクトととなる出来事でした。

そして「クチュール界の建築家」「クチュール界のピカソ」とも呼ばれファッション界に大きな影響を与えたクリストバル・バレンシアガは1972年に77年という生涯を閉じたのでした。

新生バレンシアガ

閉鎖後、香水ブランドとして残ったバレンシアガですが、その後デザイナーとなったジョセフュスの評判があまりよくなく、かつてのバレンシアガの栄光はなくなっていったのでした。そこへ「ニコラ・ジェスキエール」がクレイティブディレクターとして就任しました。ニコラのコレクションは評価され数々の受賞を受け、バレンシアガを復活の道へと導いていったのです。

そしてグッチに買収されたバレンシアガは、世界の主要都市へと展開をしていきました。日本では2006年にバレンシアガ・ジャポンを立ち上げ、次々と出店していきました。今では70店舗以上のショップが全国に出店しています。

ニコラは15年という長い年月をバレンシアガですごしていきましたが、新天地として『ルイ・ヴィトン』へと活動を移していくのです。

そしてストリートブランドへと変貌させたのが今のデザイナー『デムナ・ヴァザリア』です。
デムナのデザインは若者たちの心をつかみ、ラグジュアリーストリートの最前線ブランドを確立させたのです。

バレンシアガはこの100年という長い歴史の中で『クリストバル・バレンシアガ』によってオートクチュールブランドとして名声を勝ち取り、『ニコラ・ジェスキエール』によって、低迷したバレンシアガをよみがえらせ、『デムナ・ヴァザリア』によって今のラグジュアリーストリートブランドに確立させました。数々のデザイナー達によってバレンシアガというブランドを守り続けてくれたんですね。

ストリートファッションへ

ストリートファッションへと変化を遂げたバレンシアガは今やセレブだけではなく、20代の若者を中心に注目を集めています。インスタなどでも人気があり、#バレンシアガのタグをよく見かけるのではないでしょうか。

そして2018年にロゴを一新しました。ロゴはブランドの世界観をあらわし、ブランドを象徴するもので、簡単に変えることは難しかったのです。しかし、デザイナーのデムナは気づいたのです。雑誌などの紙面よりSNSが主流になり、ユーザーが発信する情報の影響が大きくなっていることを。ブランドロゴを作る際にこだわった書体も、ネットで書かれた書体のほうがイメージにのこってしまうと。そこでiPhoneなどに元々入っている、主流な「サンセリフ体」に書体を変え、どの端末からも同じよなロゴに見えるように変えたのです。

『ダットスニーカー』の火付け役

服・バッグ・小物・アクセサリー・香水・コスメなど多くを発売しているバレンシアガですが、近年で絶大な人気を誇ったのが『ダットスニーカー』の火付け役となった2017年に発表した『トリプルS』です。ランニング・バスケットボール・トラックシューズの3つのソールを組み合わせるといったレイヤリングは斬新なデザインで、発売前から世界中の話題を集めたそうです。

他にもバレンシアガのロゴが書かれたTシャツ ・キャップなど、ストリートファッションにはかかせないアイテムがたくさんあるので、ぜひチェックしてみてください。

会社情報

■会社名
株式会社バレンシアガジャパン

■会社設立
2006年
■本社所在地
〒107-0052 東京都港区赤坂7-1-16
■事業内容
ウィメンズ・メンズウェアおよび靴・小物・鞄等の輸入販売

※2020年7月時点の情報に基づく