企業が求める【5つの能力】

スキルアップ
2017.09.04
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多くのアパレル企業様と人材についてお話をさせていただくと、ポテンシャル採用を重要視されているケースが多くあります。では求められるポテンシャル、能力とは何かを今回は5つご紹介します。

コミュニケーション能力(理論的思考、伝える力)

学生に限らず、今では社会人全体に欠けている能力の一つだと言えます。

愛想が良い…人あたりが良いというだけではなく、相手にどう伝えるのか、論理的思考力に裏打ちされた説明能力のある人。自分はどうしたいのか、自律性を持って顧客や同じ店舗のスタッフと会話や議論ができる主体性のある人。また、ホスピタリティ(心のこもったおもてなしの心)を備えた人物が求められています。

そのチェック手段として、企業説明会の受付け時の対応や歩き方、面接時の控え室でのしぐさ等を見られていると言われています。

また、ある企業では、面接では派手なパフォーマンスより、質問に的確に答え、必要な情報を確実に伝えることができるかどうかを見ていると聞いたこともあります。

チャレンジ精神(変革する力、バイタリティ)

過去の前例や経験値にとらわれない人材を意味しています。

結果を恐れず信念を持って仕事に取り組める人材。強い思いと迅速な行動で変化に挑む人。多角的な視点を持ち、直感ではなくしっかりとした情報収集に基づいて、自ら導き出した考えを周囲に納得させ、行動できる人材が求められています。

主体的行動力(自律的アクティビティ、やりぬく力)

チャレンジ精神と並んでビジネスモデルの変革期に直面する企業が重視する要素の一つです。

困難に遭遇しても決して逃げない、自ら飛び込んで解決してやろうという意気込みを持った人。トラブルが発生しても、すべてを自分の責任ととらえ、問題を解決するには自分に何ができるのかを突き詰めて行動する自責型人材が求められいます。

また、百貨店の人事担当者は、何をすればよいのか自らじっくりと考える思考力を持ち、それを実現する行動力とバランスを兼ね備えた人を求めているケースが多いです。

常に前向きに行動し、失敗したら解決するために勉強すること。生涯学ぶ姿勢を持ち続けられる人がほしいのでしょう。

リーダーシップ力(周囲を巻き込む力、主導力)

将来の経営を担う幹部人材候補である総合職に対して今も昔も求められている能力です。

他者の価値観を尊重し、謙虚に他人の意見に耳を傾け、周囲を巻き込みながら仕事を進めていける人。相手の信頼を勝ち得て、事業を切り開く能力がリーダーシップだと言われています。

チームワーク力(共感力、チーム志向)

単なる迎合ではなく、チームの中で自分の果たすべき役割を持ち、仲間と共に目的を達成できる人、あるいは個々人が高度の専門性を持つプロ集団の一員としての自覚を持っている人、さらには、周囲の話に耳を傾け、積極的に学び取ろうとする意欲を持った人材が求められています。

最後に

いかがでしたでしょうか。

このような能力を評価制度の項目に盛り込んでいる会社も多くあります。

みなさまには無限の可能性があります。ぜひ、この5つの能力開発に励み、市場価値の高い人材として成功をつかみ取りましょう。