アパレルで正社員になるには?メリットとデメリット、プランを紹介

スキルアップ
2020.02.13
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アルバイトとして働くことも多いアパレルの仕事。正社員とは何が違うのでしょうか。正社員としてアパレル職に就くメリットとデメリットをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。また、「正社員になるには?」「きつい?」といった疑問にもお答えします。

正社員へのキャリアアップのメリット

・ボーナスが支給されることがある
・社員割引価格で洋服を買える
・店舗の撤退や移転があっても職を失いにくい
アルバイトから正社員へのキャリアアップとして、主に3つが挙げられます。それぞれの魅力について深堀ってみましょう。

── ボーナスを支給されることがある
アルバイトや派遣社員にはボーナスがなくても、正社員になると年に1、2度ボーナスが支給されることがあります。ただし、企業によってはボーナス制度がありませんので、入社する前に調べておきましょう。

── 社員割引価格で洋服を買える
アパレル社員の醍醐味と言えば、社員割引価格で自社ブランドの洋服を買えることではないでしょうか。アルバイトでも社員割引価格で買える企業もありますが正社員とは違うルールがあったり、場合によっては社員割引自体がなかったりします。最新の洋服を手ごろな価格で買いたいのなら、やはり正社員になっておくべきと言えるでしょう。

── 店舗の撤退や移転があっても職を失いにくい
アパレル業界においては、店舗が撤退したり移転したりするのは日常茶飯事です。アルバイトや派遣社員の場合、店舗に変化がある度に職を失う危険にさらされてしまいます。しかし、正社員なら店舗ではなく本社で採用されていることが大半ですから、店舗にもしものことがあっても職を失わずに済むでしょう。

正社員へのキャリアアップのデメリット

・残業代がつきにくい
・自社ブランドの洋服をまとめて買うように勧められる
・転職しづらい
正社員がもっともよい雇用形態…というわけではありません。とりわけアパレル業界では、正社員になることで不便になることもあるのです。主なデメリットとして3つを挙げられます。

── 残業代がつきにくい
アルバイトならタイムカードを押した時間で給与が計算されるため、残業をしたときは、しっかりと残業代を受け取ることができます。一方、正社員となると、職場によっては「見込み残業代」として定時をオーバーしても一定時間以上まで残業代はつかないことがあります。「今日も残業…。きつい、辞めたい」ということにもなりかねません。

── 自社ブランドの洋服をまとめて買うように勧められる
社員割引価格で買えるのは嬉しいことです。とはいえ、シーズンによっては、「今シーズンはあまり好きな洋服がないな」ということもあるでしょう。しかし、社内に「少なくとも〇品は買おう」という空気が流れ、否応なしに買わざるを得なくなるケースも少なくありません。割引価格といっても何品も買ってしまうとかなりの金額になりますから、負担になる可能性もあります。

── 転職しづらい
仕事を失いづらいという点は、正社員ならではのメリットです。しかし、言い換えれば「辞めづらい」ということですから、気軽には転職することもできません。「今後もずっとこの会社で働いていきたい」と考えて入社したとしても、働いていくうちに、理想とは違う面も見えてくるでしょう。そんなときに気軽にアクションを起こしづらいことも、正社員のデメリットと言えるのです。

アパレル業界で正社員になるには?2つの方法

アパレル業界では、正社員の募集がそう多いわけではありません。アルバイトなら比較的簡単に勤務できる職場でも正社員の募集をしていないことも。正社員としてアパレル職に就きたい方は、次の2つの方法を検討してみましょう。

── 現在の職場で社員登用を狙う
アルバイトや派遣社員として働き、「ここなら長く働ける!」という職場が見つかった場合、社員登用を狙ってみるのもおすすめです。大々的には正社員を募集していない企業でも、社内で社員登用をおこなっていることは珍しくありません。

── 社員登用を積極的におこなう企業に入社する
気に入った職場であっても、社員登用を実施していない企業では正社員になることは困難です。正社員も視野に入れて仕事を探しているなら、社員登用を積極的におこなっている企業かどうか調べてから入社するようにしましょう。

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アルバイトから正社員登用を狙う!ポイント&注意点

正社員として登用されるかどうかは、1にも2にも面接次第です。日頃の勤務や社員登用に向けた面接で好印象を与えるポイントと注意点をまとめました。

── 自社ブランドが好きである
自社ブランドが心から好きだという気持ちは、面接時だけでなく日頃から直属の上司にチェックされるポイントです。もちろん、心酔する必要はありませんが、あまりにも批判的な態度をとることは好ましくありません。ブランドへ貢献したい気持ちをアピールするなどしましょう。

── 報告なしの遅刻や欠勤は絶対にしない
「アルバイトだから…」と仕事を甘く見ている方は、社内での評価も当然下がります。ましてや正社員として登用されることは絶対にないといっても過言ではないでしょう。報告なしの遅刻や欠勤は絶対にしないのは当然のこと、報告する場合でも勤務時間の直前に「今日は休みます」などもNGです。

── 週5で働く
正社員として採用されれば、基本的には週5で働くことになります。そのため、企業側としてもアルバイトや派遣社員として働くときから週5で、できれば1日8時間の勤務に慣れている方を採用したいと考えます。正社員として働くペースをつかむためにも、また、正社員として働けることを企業側にアピールするためにも、特別な事情がない限り、週5で働きましょう。

── 職場のスタッフと良好な関係を築く
正社員登用は面接官次第…といっても、面接の日にすべてが決まるわけではありません。面接官は勤務態度や勤務状態が書かれた「内部報告書」を元に面接をおこないますから、普段の態度が採用のカギを握っていると言えるのです。職場の正社員だけでなくアルバイトスタッフとも良好な関係を築き、高い内部評価をもらえるようにしておきましょう。

最後に

アパレル業界は正社員としての求人が少なく、派遣社員やアルバイトとしての採用が大半を占めます。まずは派遣社員やアルバイトとして入社し、長く働きたい職場を見つけてから正社員登用を狙ってみることを検討してみましょう。

様々なアパレル企業を知りたい方、どの程度きついのか理解してから正社員になりたい方は、派遣社員として働くことをおすすめします。派遣社員として働くと、社風が合わないときでも、アルバイトのように1回ごとに面接を受けなくても職場を変えやすいというメリットがあります。アパレル業界専門の求人紹介サービス「スタッフブリッジ」を活用し、まずは派遣社員から始めてみるのはいかがでしょうか。

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