【アパレル業界と学歴の関係】高卒でも就職できる?大卒 はもったいない?

スキルアップ
2020.11.22
14,973 Views
アパレル求人の多くは、学歴についての記載がないものです。これは、高卒でも応募が可能ということなのでしょうか?はたまた、大卒ではもったいないということなのでしょうか?そんなアパレル業界の仕事と学歴の関係やキャリアプランについて迫ってみましょう。

そもそもアパレル業界に学歴は必要?

アパレル業界は、学歴に関わらず働けるケースが多いです。そのため、学歴不問の求人であれば、高卒でも大卒でも勤めることができます。もちろん、学歴不問といっても「大卒でアパレル業界に就職するのはもったいない」という意味ではありません。学歴も個性の1つとして捉え、採用の際には以下のポイントと共にアパレル業界に向いているのか総合的に判断されるのです。

── 学歴以外にアパレル業界に勤める際にチェックされるポイント
・ファッションやおしゃれが好きか
・人を喜ばせたいという気持ちが強いか
・周囲と協力して仕事を進められるか
・自分から情報を発信することが得意か

言い換えれば、アパレル業界は、高卒でも大卒でも各自の適性に応じて自由なタイミングで入れるフレキシブルな業界です。まずは高卒でアパレル業界に進むルートについて見ていきましょう。

高卒でアパレル業界に勤めるには

高卒でアパレル業界に進む方は少なくありません。高卒でアパレル業界に就職する方法としては、次の3つが一般的です。

── 正社員として就職
高校卒業後すぐ、アパレル企業に正社員として就職するルートがあります。ただし、アパレル業界はもともと正社員の募集が多くはありませんので、高卒・大卒にかかわらず狭き門です。早めにターゲットとなる企業を絞り込み、在学中からアルバイトをするなどして企業についての理解を深めておきましょう。

── 専門学校に進学してアパレル業界に入る
服飾系の専門学校に進学し、アパレルへの知識を深めてから業界に入るというルートです。服飾系の専門学校では、アパレル業界と関わるイベントが開催されたり、インターン・アルバイトとしての募集がおこなわれたりすることも頻繁にありますので、「在学中に自然と業界とのコネクションができた」というケースも少なくありません。

ただし、専門学校に進学すると学費がかかるという点にも注意が必要です。2年、3年と学ぶと100万円を超える資金が必要になるでしょう。奨学金で進学すると就職後には返済が開始。給料が少ない場合には、奨学金が生活を圧迫する可能性もあります。

── 派遣社員やアルバイトからアパレル業界に入る
高卒からアパレル業界に進む最もスタンダードな方法が、派遣社員やアルバイトから業界入りするルートです。アパレル業界の中でも幅広いブランドで経験を積みたい方は、スムーズに転職しやすい派遣会社に登録することをおすすめします。

なお、「狭き門であっても、正社員として働きたい」という方は、正社員登用を積極的におこなっているアパレル企業を選ぶようにしてください。スタッフとして何年かキャリアを積んで正社員として採用されれば、ショップマネージャーや本社勤務の道も開けてきま
す。

高卒でアパレル業界を目指す!派遣登録会を予約する
https://www.staff-b.com/entry/

高卒でアパレル業界に進んだ後のキャリアプラン

高卒でアパレル業界に進んだ後、どのようなキャリアパスを期待できるのでしょうか。よくあるキャリアパスをご紹介します。

── ショップスタッフからマネージャーに
アルバイトや派遣社員として採用されると、通常はショップスタッフとして仕事を始めることになります。そして現場で実際にお客様と接し、接客やクレーム対応、ディスプレイなどを学んでいきます。

ショップスタッフとしての経験を積むことで、ショップ内でのキャリアアップが期待できるでしょう。トラブル処理能力やシフト管理能力、スタッフとの円滑なコミュニケーション能力などが認められることで、ショップマネージャーや地域統括マネージャーなどの管理職に昇進します。

── ショップスタッフから本支社勤務に
現場スタッフとしての力量が評価されると、正社員として登用され、本支社勤務になる可能性がもります。本支社では販売以外の営業や企画などの部署に従事しますので、今まで培ってきたスキルをベースに、さらなるスキルアップが求められます。

本支社勤務を視野に入れて働くなら、アルバイトや派遣社員として働いているときも、常に経営者目線を持つ方が評価されるでしょう。単にショーケースに洋服を並べるのではなく、どういうコンセプトで並べるのか、お客様に何を感じて欲しいのかを明確に意識することで、キャリアアップに繋がります。

大卒でももったいなくない!アパレル業界をおすすめしたい理由

大卒でアパレル業界に就職すると、高卒で就職する場合とは異なり、現場ではなく本支社スタートとなるケースもあります。入社直後から重要なポジションで活躍できることも珍しくないため、現場でお客様と接するよりは「ブランドを育てている」という実感を持ちやすいでしょう。

もちろん企業によっては、大卒で正社員として就職した場合でも、数ヶ月~数年は現場を経験するためにショップスタッフとして働くように辞令が下ることもあります。後日、ショップマネージャーや地域統括マネージャーなどの職に就くなら、新人時代の現場経験がかならず活きてきますので、様々な業務に興味を持って取り組み、スキルと経験を積んでいきましょう。

── 学生時代にアパレル業界で経験を積むのもおすすめ
企業によっては、現場の経験をほとんど持てないまま、本支社で働くことになるかもしれません。それが間違いというわけではありませんが、ファッションを売上や店舗数といった「数字」だけで捉えてしまうようになり、販売促進のためのアイデアがお客様の気持ちと乖離した机上の空論になる恐れをはらんでいます。

お客様の気持ちや現場スタッフの気持ちを知るためにも、かならず一度は現場を経験しておくようにしたいものです。学生時代にショップでアルバイトを経験するなど、積極的に現場を知るようにしておきましょう。

学生OKのアパレル求人を探す
https://www.staff-b.com/

最後に

ご紹介した通り、アパレル業界の求人の多くは学歴不問。高卒であっても就職することができます。しかし、学歴にコンプレックスを抱いている方もいるでしょう。そんな場合は、アルバイトや派遣などで、様々なブランドを経験するのもおすすめです。学歴以上にそれらの経験で培ったスキルが評価されることも考えられます。

なお、大卒の方であってもアパレルという仕事に不安を抱くことはりません。他職種では感じられるやりがいに溢れる仕事です。ぜひ、自分がやりたいと思えた仕事に就いてみてくださいね。

アパレル業界の求人を探す
https://www.staff-b.com/entry