海外採用プロジェクト×Ami Paris  実際に働いてみてどう? 外国籍スタッフのリアル

インタビュー
2025.07.24
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グローバルな人材で現場を強化する――スタッフブリッジの海外採用プロジェクト。外国籍の人材を店舗スタッフとして派遣し、現場の戦力として活躍してもらうことを目的とした取り組みです。

今回、取り組みに賛同くださったのは、国内外で注目度を高め続けるAMI  Paris Japan株式会社。2011年、創設者アレクサンドル・マテュッシ氏はパリで「友達に贈る服」を胸に抱きAmi Parisを誕生させました。フランス語で「友達」を意味する“ami”は、親しみと信頼を象徴しながら、高品質と自然体を両立するスタイルで、多くの人々の心を掴んでいます。そんなブランドの象徴となったのが、2017年に登場した「Ami de Coeur」ロゴ。創設者のアレクサが幼少期より親しい友人へのサインとして使用していたこのロゴは、友情と愛情、優しさを表現しており、世界中に温かい共感を呼び起こしてきました。

本記事では、パートナー企業であるAmi Parisの佐藤様と、現場で活躍する外国籍スタッフ曹さんのリアルなエピソードを通じて、このプロジェクトの手応えと今後の可能性をお届けします。

海外採用プロジェクトを利用された背景は?

私達がこのプロジェクトを初めて導入したのは、2023年の夏のことでした。
新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいた訪日外国人旅行者数が大きく回復してきた時期です。この急激な回復を背景に、Ami Parisでもインバウンドのお客様が日に日に増加し、店頭では多言語対応が可能なスタッフのニーズが急上昇していきました。

そんな時、スタッフブリッジ様から“海外採用プロジェクト”をご提案いただき、まさに渡りに船のタイミング。外国籍スタッフは派遣市場でも登録が非常に限られていると聞いていましたが、スタッフブリッジ様からは「質・量ともに満足のいく」そんな人材をご紹介いただく事ができました。

私達が必要としていたのは、文化や所作に精通し、“心を繋ぐおもてなし”を体現できる人材です。語学の対応ができれば誰でも良かった訳ではありません。

海外採用プロジェクトを通じて、お客様一人ひとりに寄り添い、ブランドの魅力を深く伝えてくれる仲間達と出会えた事を、とても嬉しく思っています。

スタッフブリッジ 外国籍スタッフの印象は?

外国籍スタッフの皆様はすぐに輪に溶け込み、和気あいあいとした空気をつくりだしてくれる姿がとても印象的でした。皆様からは、「日本が本当に好きで、日本で働く事に誇りを持っている。」という強い想いを感じます。

インバウンドのお客様はもちろん、ローカルのお客様にも笑顔と元気にあふれた通訳を、一生懸命してくださっています。その語学力と丁寧な対応を活かして、ラグジュアリーな空間でもお客様に心地よさを感じていただけるよう、日々頑張ってくれていますね。

今では、言葉の壁を飛び越えて、“心がつながる瞬間”を共に提供していける仲間だと実感しています。

文化の壁はあった?なかった?

最初は、日本独特の“おもてなし”に戸惑いもあったと思います。
しかし、スタッフブリッジの外国籍スタッフは、日本文化に敬意を払い、一つひとつの対応に真摯に向き合う熱意を持ってくれているんです。今ではみんなの楽しそうに働く姿が、日常的に見られるようになりました。

Ami Parisでは日本人スタッフが常にそばにいて、彼らの所作や言葉遣いを丁寧にサポートしています。
その結果、不安を抱えたり分からない事があった時には、スタッフのほうから積極的にコミュニケーションを取ってくれる関係性を築く事ができました。これからも、日本で長く楽しく働き続けてほしいと思っています。

外国籍スタッフの入店後、得られた効果は?

外国籍スタッフが加わったことで、Ami Parisには新しい風が吹き込み、顧客体験と組織のパフォーマンスに大きなインパクトを感じています。

まず、インバウンドのお客様に対する満足度は飛躍的に向上しました。
かつてはニーズに応える接客が中心でしたが、今は外国籍スタッフがお客様一人ひとりに寄り添い、本当に「似合う」「喜ばれる」ものをご提案できています。英語や中国語でより細やかな対応ができる様になった事により、お客様のショッピングをより特別なものに――そんな体験価値を創出できるようになりました。

さらに、外国籍スタッフの存在は、日本人スタッフのモチベーションとスキルアップにも繋がります。異文化を前向きに取り入れ、言語の壁を恐れず挑戦する姿を見て、互いに声を掛け合いサポートし合える風土は自然に根付きました。組織全体に相互感の学び合いカルチャーが生まれてきています。

私たちは、心温まる社風のもと、多様な文化背景を持つ方々が働く環境を重視しています。今後とも、そうした方々を積極的にAmi Familyの一員として温かく迎え入れてまいります。

スタッフ の"声"

●実際に現場に入ってみて、どのような事を感じていますか?

Ami Parisで働きはじめて、「アパレルの楽しさ」と「自身の成長」を感じています。
最初は、はじめての業務に戸惑いや不安もあり、上手くいかない事が沢山ありました。
しかし、店舗の皆さんがチームの一員として温かく受け入れて下さったおかげで、安心して仕事に打ち込む事ができています。自分の居場所はここにあるんだと実感できるからこそ、「お客様に喜んでもらいたい!店舗の役に立ちたい!」と、本気になれる環境です。

また、店舗では中国語や英語を使う機会が多いので、語学スキルを活かせる点は大きなやりがいとなっています。この仕事のおかげで、コミュニケーション能力にも自信がついてきました!


●配属先の店舗には、どのようなサポート体制がありますか?

非常に手厚く、丁寧できめ細やかなサポートが行き届いている職場です。
言葉遣いや所作にも、心から寄り添いアドバイスをくださいます。

以前、本社の研修に参加させて頂いたときには、実践的な販売手法や、通訳として押さえるべきポイントを学ばせて頂きました。“現場で活かせる知識”を身につける事ができて、とても嬉しかったです。
ファッションの業界は初挑戦ですが、Ami Parisは「店舗」と「本社」、どちらのサポートも充実しています。安心感と自信を同時に得る事ができる、この環境に心から感謝しています。


●スタッフブリッジからは、どんなサポートを受けていますか?

海外採用プロジェクトの皆さんには、困った時にはいつでも頼れるという安心感があり、本当に心強い存在です。研修や面談など、サポート体制はとても充実しているのですが、中でも定期的に行われる面談では、悩み事から些細な喜びまでを共有できる為、自分が大切にされていると実感できます。皆さんと会うたびに、「国境を越えても、本気で心配し、応援してくれる人達がいる。」と思う事ができ、とてもあたたかい気持ちになりますね。


●心に残っている、嬉しかった瞬間はどんな時ですか?

お客様やチームの役に立てた瞬間です。特に印象に残っているエピソードは、台湾からいらしたお客様に「あなたと過ごした時間がとっても楽しかった!」と言っていただけた事です。私と会話がしたいと短期間に三回もご来店し、ご自身だけでなく、ご家族分のお洋服もご購入くださいました。

他にも、誕生日プレゼントをお探しのお客様と出会った時には、私自身が試着しながら商品のイメージを共有させて頂いた時間が印象深いです。何度もご来店いただき、悩みながら過ごした分、特別なプレゼントをお届けできたと実感しています。こういった、お客様達と過ごした時間を思い出すたび、「この仕事を選んでよかったな」と心から思います。

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スタッフブリッジまでお気軽にお問い合わせください。

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【TWC|Ami Paris】
https://www.t-w-c.net/brand/5764/