── 街に溶け込むこだわりの外観
今では表参道を代表するランドマークとなった表参道ヒルズ。その特徴の一つは、表参道の景観と環境との調和を第一に考えてつくられた建築です。
https://www.staff-b.com/list/build/omotesandohills/

設計を手掛けた建築家の安藤忠雄は、建物の高さをケヤキ並木と揃えることで、街に溶け込む緑豊かな空間をつくり出しました。もともとは関東大震災の復興支援のために設立され、長年多くの人に親しまれてきた「同潤会青山アパート」の再開発として開業。人々の記憶に刻まれている景色を残したいという思いから、別館として当時のアパートを忠実に再現した「同潤館」が作られました。

── 土地の特徴を活かしたスパイラルスロープ
表参道ヒルズに行ったことがある方はご存知かと思いますが、本館の中央には大きな吹き抜け空間があります。ヒルズ内を見渡すことができ、開放的な空間がひろがります。吹き抜けをらせん状に囲むようにして、緩やかな坂を描いているのが「スパイラルスロープ」。傾斜は表参道の街並みと同じ勾配になっており、ここでも街との調和が垣間見えます。

坂を歩くように下から上まで繋がっていて階段もないため、動きやすい造りなのが特徴です。

表参道ヒルズには、毎日たくさんのお客様がご来店されます。他の商業施設とは少し違う造りであることもあり、お客様から館内のことについて聞かれたり、困っている姿を目にすることもあります。接客をすることはもちろんですが、お客様に説明できるよう自分自身がヒルズ内の構造や設備をしっかりと理解していることが大切です。

例えば、緩やかな坂になっているスパイラルスローブは、ベビーカーでも楽に移動することができるため、お子様連れのお客様もお買い物が楽しめるようになっています。

しかし傾斜がある分途中で疲れてしまったり、お店と通路との段差で店内に入りづらいお客様もいます。困っていそうなお客様がいたら、積極的にご案内して差し上げてください。ヒルズ内にはキッズスペースや、授乳やオムツ替えのためのベビールームもあります。お子様連れのお客様は多いので、しっかりと把握しておきましょう。

表参道ヒルズには、選りすぐりのオシャレなファッションブランドがたくさんあります。流行の最先端を常に追いかけ発信しています。

自分が働くショップを選ぶときは、フロア全体を見て、「このテイストが好き！こんなスタッフになりたい！」と思えるショップを探してみてください。これを気に、今まで着たことがなかった憧れのブランドに挑戦してみるのもいいですね。

接客にあまり自信がない…という方も大丈夫！働いているスタッフやお客様もファッションが好き、こだわりがあるという方が多いため、同じ空間でお仕事をしていると自分もファッションセンスが磨かれてきます。最初は雑誌を読んだり先輩のコーディネートを真似するなどして、少しずつ勉強していきましょう。オシャレな空間で影響を受けながら働くほど、ファッション感度も上がりますよ。

表参道ヒルズにはオシャレなお店や美味しいレストランがいっぱい！館内にはファッションだけでなく、アートサロンやワークショップなど、カルチャーを発信するギャラリーも設けていて、感性を磨くこともできます。お仕事が終わったらここへ行こう、と楽しみを持って働けますね。

また、表参道の四季を楽しめるのも嬉しいポイントです。秋には鮮やかできれいな紅葉が楽しめ、冬には表参道のケヤキ並木が美しいイルミネーションを楽しむことができます。人気スポットがすぐ近くにあると、通勤時間も楽しく過ごせますよ。

いかがでしたでしょうか？

表参道は、四季や街の緑と融合し、オープン前から今までずっと人々に愛されています。最先端のファッションや文化が行き交う街。働くスタッフやお客様もお洒落なので、ファッション感度やセンスを磨きたい方にうってつけの空間です。

また、表参道ヒルズの4階以上は住居施設が入っているため、入居者の方が頻繁にお買い物に来られることもあります。常連のお客様の顔を覚えて、会話をしたり好きなテイストをくみ取ったご提案をすると、より喜んでいただけます。表参道ヒルズだからこそできる接客がたくさん生まれる場所です。

ぜひ表参道ヒルズの良さを理解し、ショップスタッフとして自分なりの接客を楽しんでください。